何気ない気付きで重大な事故防止

皆さんオハコンバンニチワA.Tです。
7月の後半から猛烈に暑くなってますね。
テレビでも「温暖化は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」などと国連の事務総長が言っているくらいなので、今後も続く可能性が高いのでしょう。
夏風邪なども流行っているようなので、皆様体調管理には十分お気を付け下さい。
さて、当方では某施設の一般修繕の他に毎年年次点検を行っております。
当初年次点検は、お試し要素の強い内容でしたが、担当者にも恵まれ、継続的に管理させて頂いております。
2021年2月地震の際に被害のあった箇所も抽出し、一部の修繕を行いましたが2022年3月にも地震が発生し、当施設の修繕箇所も当初予定していた内容から更に発生することになりました。
点検で抽出したものは計画修繕の為、約半年~1年後に発注になりますが、昨年の2022年は施設ライフラインの緊急大型工事が発生したため、計画修繕ができず2年越しの工事となっていました。
その間破損箇所の劣化が進み、1年前には軽微な不具合で点検抽出した内容が、今年になり至るところで緊急を要する状況になってきました。

入口庇の上部ですが、当初見た際にはちょっとした泥が溜まっている程度で、掃除の必要あり・防水3年以内の修繕で診断。
しかし最近になって、泥やゴミ苔などで樋が詰まり、既存の防水シートがめくれ、下の天井まで水漏れをるようになってしまいました。

先行で泥やゴミの撤去と剥がれ部分の簡易防水処置を行いました。
防水の破損度合いがひどく、予算は上がってしまいますが、下地を修正し全面張り替えへ計画変更を行う予定です。

屋上の小屋部分は点検当初、アルミ笠木が少し外れている程度で、水が入りやすいので早急な軽微な修正が必要と診断。
その後、伺う度に笠木の外れ方が異常に大きくなっており、屋上に上り詳細点検。
見ると屋上の小屋自体が傾いていることが判明。
 
中を見てみるとコンクリートが割れ片側が沈み込んでおり、防水も割れており水が入ってしまう状態になっていました。
庇同様急遽防水の簡易処置を行い、水の侵入を抑え込みました。
危険性が高いため、最優先にて計画を変更し工事を行って行きたいと思います。
何気なく気になるところを点検抽出し報告していたので、お客様も気にかけてくれており、大きな事故に発展する前に迅速な対応ができました。
自分の家の周りも気になるところをチェックしておく必要があるなぁと感じさせられた案件です。

初期費用はかかってしまいますが、ご依頼頂ければ対応いたしますので、ご用命頂ければと思います。

  1. 何気ない気付きで重大な事故防止

Page Top